バジルの栽培方法、害虫・病気対策!実写真でわかりやすく!

バジルの品種・土作り・植え付け・芽かき・土寄せ・肥料・収穫・貯蔵害虫・病気対策を実写真でわかりやすく解説!

基本情報

シソ科の爽やかな香りのするハーブ。

原産地では多年草として扱われているが、耐寒性がないため、日本では一年草として扱われている。

薬草としての主な効用は胃腸の機能の促進。

フランスではハーブの王様。タイのガパオライスのガパオはホーリーバジル。

肉や魚料理の風味付け、サラダ、パスタ、ピザの彩り、バジルを使ったジェノベーゼソースなど様々な料理に活用されている。

科目好pH連作障害発芽適温生育適温発芽日数発芽光性日照
シソ科6.0〜6.5強い20~25℃20~25℃10~15日好光性陰性

コンパニオンプランツ

アブラナ科、キク科、ナス科

病気を防いだり、虫除けの役割をしたり、味や香りがよくなる

栽培時期

地域や品種により異なるので参考まで。(さいたま市想定)

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月
上・中・下旬
種まき~収穫 種まき~             収穫~                ~種まき           ~収穫

品種は何がいい?

スイートバジル

バジルと言えば一般的にはスイートバジルを言い、一番手に入りやすいバジル。
ピザ、バスタ、肉や魚料理などを始め、ジェノベーゼソースやドレッシングなど利用範囲は様々。
花の色は白。

ジェノベーゼバジル

イタリア原産のバジルで、イタリア料理によく使われるジェノベーゼソース作りに適したバジル。

ブッシュバジル

スイートバジルの葉を小さくしたような小葉のバジルで花の色は白。

赤バジル、紫バジル(ダークオパールバジル)

ダークオパールバジルはスイートバジルの園芸品種で、深い紫色をしたバジル。
お酢につけると美しい色のハーブビネガーを作ることができる。

レモンバジル

スイートバジルとレモンの香りを併せ持ち、その香りからシトラスバジルとも呼ばれる。

シナモンバジル

シナモンバジルはメキシコで作られたシナモンの香りがするバジル。

ホーリーバジル

インドの伝統医術・アーユルヴェーダで用いる薬草。
「万能ハーブ」「神聖なハーブ」「不老不死の霊薬」とも呼ばれる。
代表品種は、クリシュナトゥルシー、カプーア・トゥルシー、ヴァナ・トゥルシー(ツリーバジル)、オオヤトゥルシーなど

今回はこのスイートバジル

バジルの中では一番安かった、カインズで買った種¥198-

  • 数量:1ml(目安350粒)
  • 生産地:イタリア
  • 発芽率:70%以上
  • 有効期限:2024年2月
  • 品種名:スイートバジル
  • 処理:無消毒
  • 販売:トーホク
  • 発芽適温:20~25℃
  • 生育適温:20~25℃
  • まく時期:4月上旬~8月下旬
    収穫時期:6月上旬~10月下旬

 

種まき

種を重ならないようにまき、好光性なので覆土はせずに十分に水を与える。

日に当てて、乾燥させないようにする。

間引き

本葉が2~3枚出てきたら込み合った部分を間引きし、間引きした小苗は料理に使いましょう。

本葉が2枚くらいのころに、よい苗を残して1本にします。

育苗

苗をできるだけ日に当てるようにして育てる。

畑の準備

苦土石灰100g、化成肥料少量、腐葉土1kg(1㎡あたり)でよく耕しておく。

定植

本葉4枚くらいで定植する。

ポットから根鉢を崩さないように取り出し、苗の土の表面が浅く潜る程度まで埋める。

植え付け後は水をたっぷりと与える。

スイートバジルは暑いのが大好きなハーブ。
4月のは気温が急に下がる日もあるので、地植えの定植は5月以降の方が安全。

摘芯、切り戻し

スイートバジルは花を咲かせると葉は固くなり、味も落ちてくるので、葉を収穫するために育てているなら、摘芯が必要。

草丈が20cm程度まで生長したら、地面から数えて2~3節目の新しい脇芽の上をカットして、側芽の生長を促す。

その後は大きくなったら収穫もかねて切り戻すようにする。

摘芯を繰り返すと茎が倍々に増えるので収穫量も増え、次の花を咲かせるために(子孫を残すために)新しい葉を出していくので、収穫できる時期が伸び収穫量も増える。

収穫

主に若葉を摘んで利用する。

種をまく時期が長いので、少しずつずらしてまけば、長期間利用できる

種を取る方法と保存方法

バジルの種は、乾燥し、茶色くなった花穂からとる。
花びらが散ったあと、しばらく経ってから全体が茶色くなっている物を、種が落ちる前に摘み取る。
もし、早くとりすぎて茎の部分が青い場合は、1週間程天日干しすれば茶色くなる。

茎を指でつまんで茎に沿ってスライドさせて、種の入った殻をしごき落とす。

種が入った状態の殻を指で揉みほぐして、殻の中から種を優しくほぐしはじき出す。

種を保存するには「湿気・空気・光・高温」を避ける必要がある。

  • 採種したら、しばらくしっかりと「乾燥」させます。
  • 紙封筒などに入れて、「湿気」を調整します。
  • ポリ袋に入れて、「空気」を遮断。二重にしても大丈夫。
  • 缶などに入れて「光」を遮断する。
  • 冷暗所で、保管し、「高温」を避ける。
    ※冷暗所に冷蔵庫を使う場合は、冷凍庫には入れない。

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