ナイトクローラー( 評価★☆☆☆☆ )

2021年12月視聴 2014年アメリカ製作

あらすじ

ルイス・ブルーム(ジェイク・ギレンホール)はロサンゼルスで、工事現場から盗んだ鉄線、銅線、マンホールなどを売っていた。

ある日、たまたま遭遇した自動車事故の現場で凄惨な現場の映像を撮影し、それをテレビ局に売り込むフリーランスのカメラマンを見たルイスは盗んだ自転車との交換でカムコーダーと警察無線受信機を手に入れた。

道具をそろえ、車強盗の襲撃後の現場を撮影し、テレビ局に売り込みに行くと、ディレクターのニーナはルイスが撮影した動画をほめて撮影を続けるように勧めた。

多くの視聴者の関心を得られる郊外の裕福な住宅街での事件の映像がビジネスとして成り立つと考えたルイスは、何件かの事件現場の撮影に成功し、ニーナとの仕事上のつながりを深めていく。

人手が必要になったルイスは、貧しい若者リックを雇い車のナビゲーションをさせる。

ルイスは、より刺激的な映像を撮るために事故現場の遺体を動かすなど人間性を失っていくが、その映像で儲けた金で機材を充実させ、新しい車(ダッジ・チャレンジャー)も購入する。

自分の提供する映像がニーナに必要不可欠な事を知り、映像の提供と引き換えにセックスを要求したりと自身の欲望を満たす行動に歯止めがかからなくなっていく。

ある日、ルイスとリックは高級住宅地であるグラナダ・ヒルズで起こった強盗殺人の現場に警察に先んじて到着し、現場から黒いSUVで逃走する犯人2人組と、家宅侵入した上で凄惨な事件現場の撮影に成功する。

番組のスタッフはルイスの映像が倫理に反すると放送に反対するが、ニーナは深夜の速報で流すことを決め、ルイスは映像の提供と引き換えに多額の謝礼金と自分の会社名を映像にテロップで入れること、自身を社内に宣伝する要求に成功する。

ルイスはナンバーから犯人の自宅を突き止め、あとをつける。

2人を人目の多い場所で通報して逮捕劇の撮影と捜査協力の謝礼金を狙っていたのだった。

警察がレストランに到着し、武器を隠し持っていた犯人との銃撃戦が始まる。

1人は現場で射殺されたが、もう1人はSUVで逃走し、ルイスとリックも警察とのカーチェイスを追跡しながら撮影を続行する。

激しいカーチェイスの末、追跡していたパトカーとSUVが横転、ルイスは犯人が生きているのを知りながらリックに近づいて撮影しろと命令する。

犯人は、撮影するリックを車中から撃ち倒して逃走を図るが、警察が到着し犯人を射殺する。

致命傷を負ったリックの意識が遠のく中、ルイスはそれを撮影しながら彼に対し、自分が教えた交渉術を自分に使ってきたことを糾弾し、「信用できないヤツとは仕事はできない」と言い放つ。

ニュース番組の制作陣はグラナダ・ヒルズの強盗殺人は違法薬物の取引が絡んでいたことを知るが、ニーナは事件を感情的なものとして放映する。

警察に取り調べを受けたルイスは犯人が乗っているSUVが証拠隠滅の為に彼を追跡してきたと話をでっちあげるが、刑事は嘘であるというが証拠がない。

釈放されたルイスは自身の会社を本格的に立ち上げ、社名入りのバンを2台揃えインターンを雇う。

もとライバルのカメラマンが行っていたように、いち早く事件現場に行ける体制を作り上げたのだ。

ルイスたちは、2台の車で颯爽と夜のロスに出発していく。

感想

いやいや、死体を動かしたり、ライバルの車に細工して事故らせたりって、警察が証拠をつかんで逮捕でしょ。

ライバルに飛行機事故現場を出し抜かれたときの鏡を割る場面とか、 リックを殺そうとするときのギレンホールの怪演は見もので、決して2枚目ではないので似合っている。

ただ、主人公に値する人かな?

最後も成功者になって終わっているし、スッキリはしない映画。

(せめて逮捕じゃ生ぬるい、なにかしろの罰が当たって終わる方がいい)

(現実は、悪人ほど・・・ってこと?)

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