社会心理学、災害心理学などで使用される心理学用語。
自然災害や火事、事故、事件など自分にとって都合のよくないことが予想されても、それを正常な日常の延長線上の出来事としてとらえようとする脳のメカニズム。
防御作用の一種で、大きなストレスを回避するために機能するもので、誰もが持ち合わせている。
一言でいうと、自分にとって都合の悪い情報を無視したり、過小評価してしまう人間の特性。
災害の場合、この正常性バイアスのために、都合の悪い情報を無視したり、「自分は大丈夫」「まだ大丈夫」など状況を過小評価することによって、逃げ遅れなど命に係わる原因にもなりえるので注意が必要。
以下に直近の災害を一覧にしておくので、正常性バイアスを忘れず避難は早めに。
年 | 災害種類 | 名称 |
2004年 | 台風 | 台風16号、18号、23号 |
2004年 | 地震 | 新潟県中越地震 |
2006年 | 豪雪 | 〇六(ぜろろく)豪雪 |
2011年 | 地震 | 東北地方太平洋沖地震 (東日本大震災) |
2011年 | 台風 | 台風12号 |
2013年 | 台風 | 台風26号 |
2014年 | 火山噴火 | 御嶽山噴火 |
2016年 | 地震 | 熊本地震 |
2017年 | 集中豪雨 | 7月九州北部豪雨 |
2018年 | 集中豪雨 | 7月豪雨 |
2019年 | 集中豪雨 | 8月の前線に伴う大雨 |
2019年 | 台風 | 房総半島台風 |
2019年 | 台風 | 東日本台風 |
2020年 | 集中豪雨 | 7月豪雨 |