サツマイモの品種・土作り・植えつけ・肥料・収穫・貯蔵・害虫・病気対策を実写真でわかりやすく解説!
基本情報
中央アメリカ原産で、雨の少ない熱帯地域で生育することから高温や乾燥に強いうえ、栄養分の少ないやせた土地でもよく育つ。
栄養価は、ビタミンC・ビタミンE・カルシウム・食物繊維が豊富。
科目 | 好pH | 連作障害 | 発根温度 | 生育適温 | 日照 |
ヒルガオ科 | 5.5〜6.0 | 出にくい | 15℃以上 | 20~35℃ | 陽性 |
栽培時期
地域や品種により異なるので参考まで。(さいたま市想定)
5月 | 6月 | 9月 | 11月 |
挿し穂~ | ~挿し穂 | 収穫~ | ~収穫 |
コンパニオンプランツ
一緒に栽培することで互いに良い影響を与え合う植物の組み合わせをコンパニオンプランツという。
赤シソ
サツマイモは葉や茎(つる)に、アゾスピリラムという共生菌がすみつき窒素固定を行うため、肥料分が少ない土でも良く育つ。
逆に、肥料分の多い土だとつるばかりが茂る「つるぼけ」が起こり、イモが大きくならなくなったり、水っぽいものになってしまう。
そこで肥料分をよく吸う性質のある赤シソを混植すると、土の中の肥料分が適度に奪われ、サツマイモはつるぼけを起こさずに、葉や茎で作られた養分がイモにいきわたって大きくなる。
つるぼけを起こさないサツマイモは、光合成でつくられた糖分が転流しイモに集まり甘くなる。
赤シソを混植するとサツマイモの草勢を弱めるので、蔓返しを省略できる。
アカビロードコガネの幼虫はサツマイモに付く害虫で、土の中のサツマイモを食害することがあるが、赤い色の葉っぱを嫌うので寄り付がなくなり産卵しなくなる。
マメ科野菜
サツマイモと相性が良いマメ科作物は、つるなしササゲ、つるなしインゲン、エダマメなど。
マメ科作物は根っこに根粒菌が共生し、空気中の窒素を固定化できるためやせた土地でも良く育ち、 サツマイモも、葉や茎の共生菌による窒素固定でやせた土でもよく育つ。
マメ科の作物はサツマイモのツルに囲まれ、カメムシなどの害虫被害が少なくなる。
品種
サツマイモは品種が豊富で甘みの強いもの、オレンジ色のもの、紫色色のものなど多種多様。
ホクホク系
紅あずま(ベニアズマ)
西の高系14号、東のベニアズマと言われ関東で人気の品種。
皮の色は少し紫がかった濃い赤色、果肉の色が黄色く粉質で、繊維質が少なく、蒸したり焼くとホクホクとネットリの中間タイプ。
収穫時期は、9月上旬~11月中旬。
2ヶ月ほど貯蔵したほうがデンプンが糖質に変わり甘みが出て美味しくなる。
食べ頃の旬は12月から2月頃となる。
紅あずまは貯蔵性はあまり良くない。
高系(こうけい)14号
肥大性に優れ、早掘りができるうえ、貯蔵性が非常に高く加工用としても多用されている。
果皮の色は赤みが強くやや厚みがあり、果肉は生の状態ではクリーム色をしていて粉質。
糖度が高く、焼くなど加熱すると黄色くホクホクとした甘い芋になるが、十分寝かせたものでなければ甘みは期待できない。
高系14号は各地で改良され、徳島県の「なると金時」、石川県の「五郎島金時」、宮崎県の「宮崎紅」、鹿児島県の「べにさつま」、高知県の「土佐紅」、香川県の「坂出金時」、千葉県の「大栄愛娘」など有名なオリジナル品種が多数ある。
収穫時期は9月上旬~11月。
2ヶ月ほど貯蔵したほうがデンプンが糖質に変わり甘みが出て美味しくなる。
食べ頃の旬は11月から2月頃となる。
しっとり系
紅はるか
蒸しいもにした時の糖度が高く、とても美味しい。
高い糖度の糖質の中でも麦芽糖が占める比率が高く、食べてみると強い甘さにもかかわらず後口はすっきりした感じの上品な甘さである。
2022年の我が家の紅はるか(べにまいこ)

果肉の色は黄白色で、やや粉質で、加熱するとしっとりとした食感になる。
収穫時期は暖地で10月頃からで、本州では11月初旬。
収穫後2~3週間経ってから美味しくなる。食べ頃の旬は11月から1月頃となる。
シルクスイート
紡錘形で表皮の色や果肉の色など、べにはるかと同じような感じで濃い紅色の皮に、中がクリーム色。
収穫してすぐはやや粉質で少しホクホクした感じに焼きあがるが、十分に貯蔵されたものは水分が多く絹のようにしっとり滑らかな舌触りに焼き上がり、甘い焼き芋になる。
収穫時期は9月下旬頃から10月で、その後約1か月間ほど寝かせてから出荷。
食べ頃の旬は11月頃から2月頃となる。
果肉がオレンジ系のサツマイモ
安納芋(あんのういも)

「安納芋」と呼ばれるものにはいくつかの品種や、産地などのブランド名もあり多種多様。
収穫時期は9月頃から12月。
美味しくなるのは収穫後2~3週間経ってからなので、食べ頃の旬は10月中旬から1月となる。
安納紅(品種)と安納こがね(品種)
一般的な安納芋は表皮が赤く「安納紅」とも呼ばれているものですが、その中から表皮の色が白いタイプが生まれ、それを選抜育成したものが「安納こがね」。
どちらも水分が多く粘質性で、焼くとまるでクリームのようにネットリとした食感。
生の状態で16度前後と非常に糖度が高く、じっくりと時間をかけて焼く事により糖度が40度前後にもなる。
フルーツこがね(品種)
山陽種苗が販売しているイモで、種子島の安納いも系で最も甘味のある系統を選抜育成したもの。
白いサツマイモ
コガネセンガン/黄金千貫
芋焼酎の焼酎の原料になっている芋の大半がこのコガネセンガン。
適度な糖度とでんぷんの含有量、そして焼酎にした時の芳醇な香りが特徴。
肉色は白っぽく、加熱するとさらっとした粉質となる。
貯蔵性は高くないので長期保存には向かない。
収穫の最盛期は9月から10月にかけてですが、青果むけの物は11月頃に多い。
今年(2023年)うちは安納芋にした!
栽培が難しいという話は聞くが挑戦だ!
よい苗の特徴
- 茎が太い
- 長さ25~30㎝くらい
- 本葉が6~7枚ついている
- 節間が間延びしていない
- 葉は色がよく厚みがある
カインズで20本 1,280円(2023年4月25日)

植つけまで苗を保存しておくには、浅く水を張ったバケツに浸けて日陰に置いておく。
これで1週間くらいは大丈夫。
または、ぬらした新聞紙で包み、暗い場所で保管しておく。

畑の準備
連作障害が起きにくく、乾燥に強い作物だが、水はけが悪い場所で、長雨などで冠水してしまうと枯死することもあるので、日光がよく当たる通気性に富んだ乾燥した土がよい。
また、肥沃だと「つるボケ」になるので、やせた土地が向いている。
有機石灰(カルシウム)を撒いておくと病気につよくなる(らしい)。
水はけと通気性をよくするため高さ20~30㎝の高畝で、畝幅は60㎝程度。
畝幅は60㎝程度だが、上部は30㎝程度で十分なので台形か蒲鉾型の畝になる。
マルチがおススメの理由
1.生育初期の地温が確保できる
2.雑草防止、乾燥防止で育成を促進し収穫量が増える。
(マルチはできるだけ広げて端をピンで止めていく。土に埋めるとその分、雑草が生える。)
3.不定根の抑制
節間から出る根(不定根)が肥大して「いも」になるが、つるが成長すると不定根が増え、いもの総数が増えたり、茎葉が過繁茂になるなどで総じていもが小さくなってしまう。
植え付け前の準備
サツマイモの挿し穂苗は植え付けの前に2~3日ほど日陰で萎れるまで放置して、植え付けの前日(3日ほど?)バケツなどに張った水(リキダス数滴入れる活着よくなる)に浸けて吸水させわずかに発根させる。(写真は長すぎる!)

植えつけ
霜の危険がなくなり平均気温が18℃以上、地温15℃以上になる5月上旬から梅雨に入る前の6月上旬までが植えつけ時期。
条件がよければ3~5日で活着する。
苗の活着には土壌水分が必要なので、うねが乾いている場合は植え付け後に水やりをする。
畝を立てておき、雨が降ったあとマルチして、植えつけるのがベスト。
サツマイモの植え方
サツマイモの植え方は、「斜め植え」「水平植え」「船底植え」「垂直植え」など。
一般的な植え方は「斜め植え」か、収穫量が多くなる「水平植え」。
斜め植え
苗を斜めに植えるやり方。
長さの短い苗を植えるときに適していて、収穫が早く、大きなイモに育つ。
逆に長い苗を植えると、根が横に長く伸びるのでひとつひとつが細長いイモがたくさん収穫できるようになる。
水平植え
苗の先端だけを地上に出し、残りの部分を地表と平行に埋める。
水平植えは根が出やすく、多くの個数のイモを作りやすい。
その分1個のサイズが小さくなるが、焼き芋などには大きく育ちすぎてしまうよりは便利かも?
船底植え
耕作面積の少ない家庭菜園向きの苗の両端を少し浮かせて植える方法。
乾燥や寒さに強いやり方で、節の深さが揃い、株あたりの収穫量も比較的多くなる。
植え付けにかなり手間がかかるので、多くの挿し穂のときには向いていない。
垂直植え
苗の根元だけを深さ10センチほど植える方法。
乾燥に強く、収穫が早い。
地中でイモになる節や根が少ないので収穫数は少ないが、大きなイモを作りたいときに向いている。
植えつけ
- 葉側が南向きになるよう(生長がよくなる)に、畝に30~40cm間隔(株間)で苗を並べる。
- 「斜め植え」「水平植え」「船底植え」「垂直植え」で植えつける。
茎の節から太い根が出て、その一部が芋になるので切り元から数えて2~3節以上が埋まるように苗を植えつける。 - たっぷりと水をやる。
雨が降った後の植えつけの場合は水やり不要。
マルチの場合、葉がマルチに当たると日焼けして枯れることがあるので、葉の下(マルチの上)に土を置くとよい。
植えつけ後、新聞紙・遮光布などで苗を覆うと活着がよくなる(強い直射日光を防ぐ)
風で新聞紙が飛んでしまうのが心配なので、今回は不織布で直射日光を防ぐようにした。
(1週間くらいで外して大丈夫)


水やりと追肥
植えつけ時はたっぷりと水分が必要だが、その後は水やりなどする必要はない。
自然に降る雨だけで十分。
元肥だけでも十分育つので、基本的には追肥の必要はない。
生育が悪いと感じたときのみ与える。
追肥を与える場合は、有機肥料でリン酸の多い「米ぬか」や「草木灰」がよい。
つる返し
夏から秋にかけて、植えつけた芋だけを肥大させるために、つる返し(成長したつるの部分を持ち上げ、土から引き離すようにして葉の上に折り返す)を行う。
根を出したツルを見つけたらその都度、欠かさずに行う。
つる返しは今の品種は必要なし!の説が有力だが・・・
収穫の2~3週間前に最後のつる返しをおこない、また収穫の1週間前につるを刈り取って養分をイモに転流させると美味しいサツマイモになる。
収穫量を2倍にする!
植えつけから2カ月くらいで「親つる」が2mくらいになるので、そのころ子づるを20~30㎝で切り取り(たくさんの挿し穂から均等に)、葉は取らずに日に当てて萎れさせ、その後リキダス入りの水5㎝程に入れ(1日?)根を5㎜ほど出す。
それをタマネギの跡地で再度植えつけする。有機石灰をまいてから植えつけると病気になりにくくなる。
乾燥した麦わら、稲わらなどを上から掛けておくと活着がよくなる。
(麦わらなどはそのままでOK。横に落ちて栄養になる。遮光ネットは、外した時に光が強すぎてストレスになる)
病気
立枯病
立枯病は土壌菌によって引き起こされる病気で、感染すると葉が黄色や赤紫色になりしおれる。
またつるが伸びずに生育が悪くなり、ときには枯死することもある。
イモ自体に黒いかさぶたのような病斑ができることもあり、見た目にも影響のある病気。
pHの高い土壌(pH5.5以上)や高温乾燥した土地で見られることが多く、畝を高くあげるマルチ栽培では注意が必要。
つる割病
つる割病はカビによって引き起こされる病気。
育苗期に感染すると、新芽が下葉から黄色くなり、やがて枯れる。
つる割病にかかった株は、早めに引き抜いてしまい、周りの株に病気が広がることがないようにする。
「GFベンレート水和剤」などの農薬で予防や治療もできる。
黒斑病
黒斑病はカビによって引き起こされる病気。
茎葉やイモに被害を出すが、特に収穫後の貯蔵中に発生すると、多くのイモが駄目になる。
発生初期の病斑は緑っぽい黒褐色だが、次第に真っ黒なカビになる。
種イモにも感染が広がるほか、土壌を汚染したり、害虫やネズミなどからも病気が広がる。
消毒された種イモを使うことや、トウモロコシなどを輪作することで土壌中の原因菌を減らす。
斑紋モザイク病
斑紋モザイク病は、モモアカアブラムシによって媒介されるウイルス性の病気。
感染してもつるはよく伸びますが、葉に薄黄色の小さな斑紋ができ、その周囲は紫色に変色する。

イモ自体にも横縞状のザラザラしたひび割れや、デコボコができる。
発症した葉や茎、果実などは早急に取り除き、ビニール袋に入れて処分する。
株の全体が侵されたときは根から抜き取り、感染した根を土に残さない。
消毒された種イモを使うことや、原因菌を媒介するモモアカアブラムシを防除することで予防する。
基腐病
サツマイモ基腐病はカビによって引き起こされる病気。
感染すると地際部の茎が黒く変色し、病気が進行するとつるが枯れる。
茎や葉が枯死した後、イモが腐敗する。
感染力が強く、一度感染すると畑全体に広がる。
対策としては、消毒された種イモを使ったり、感染した株はすぐに引き抜いて処分する。
害虫
アブラムシ
体長1~4ミリほどの小さな虫だが集団になってサツマイモを食害するため、放置していると大きな被害になる。
植物の養分を吸い取るだけでなく、斑紋モザイク病などのウイルス性の病気を媒介することもあるので、予防と早めの防除が必要。
サツマイモネコブセンチュウ
サツマイモに寄生するセンチュウ類の直径1ミリほどの乳白色の虫で、イモに寄生し菱形の割れをおこす。
病状が進むと割れが拡大し、次第にケロイド状になり形状不良になる。
九州などの火山灰土壌や砂質土壌など、水はけの良い土地で発生が多く、発生してからの防除は難しいため土壌改良や土壌消毒などの予防が必要不可欠。
ヨトウムシ類(ハスモンヨトウやヨトウガ)
体長20~40ミリで、若齢幼虫は緑色をしており、生長するにつれて褐色や黒褐色になる。
ヨトウムシは葉全体や新芽を食べ尽くして枯れさせる。
葉の裏側に数千個の卵を産み付け繁殖するため、普段からサツマイモをよく観察し、被害が大きくなる前に駆除する。
ドウガネブイブイ(コガネムシ)
幼虫で22ミリほどの大きさ、成虫で25ミリほどのサイズ。
幼虫は7月上旬ごろから発生し、主に柔らかい根を食害する。
幼虫による食害を受けたイモは、表面に傷跡が残り見た目が悪くなる。
虫が大きくなると、根だけではなくイモ自体を食害するようになる。
雑草管理をしっかりとし、見つけた虫は捕殺する。
ハリガネムシ(コメツキムシの幼虫)
細長く茶色い見た目。
9月から10月にかけて多く発生し、土の中にひそみサツマイモを食害する。
ハリガネムシに食害されると、サツマイモの表面に数ミリほどの小さな黒い穴が、数センチの深さまであいてしまう。
対処方法は、成虫や幼虫を探して捕殺したり、オルトランなどの農薬を使って防除する。
イモキバガ
幼虫で体長15ミリ、成虫で8ミリほどのサイズ。
幼虫は赤茶色の見た目をしており、葉を食害する。
葉を折って、重なり合った葉の中に隠れて、内側から表皮を残すように葉を食べる。
成虫はサツマイモのような紫色をしており、一度で300粒ほどの卵を葉に産みつける。
対処方法は、防虫ネット、捕殺や殺虫効果のある農薬などを使って防除。
ナカジロシタバ
幼虫で体長40~50ミリ、成虫で16ミリほどのサイズ。
幼虫は黒白の体表に、黄色い筋が何本が通っているような見た目で主に葉を食害し、葉脈を残し丸ごと葉を食べ尽くす。
被害が激しくなると、イモの生育が悪くなって収量が低下する。
対処方法は、幼虫の段階での捕殺や農薬散布など。
また防虫ネットなどを使い成虫が寄り付かない環境を作る。
収穫
植えつけ後110~140日程度で収穫。
収穫適期になると、葉の濃い色がだんだん薄くなって赤色や黄色に変色し始める。
収穫が早すぎると食味が悪く、遅すぎるとイモは大きくなるが色や形、味が落ちる。
植えつけから3か月ほど過ぎたときに試し掘りしてみる。
霜にあたったサツマイモは腐敗や貯蔵性が劣ることから、初霜前には収穫する。
雨が続いた後に収穫すると、イモに傷がつきやすくイモが水分を吸って腐りやすくなるので、芋掘りは晴天が数日続き土がサラサラに乾いたときにする。
掘った芋を乾かすため、晴れた日の午前中に収穫する。
株元でツルを切り、マルチをめくりとり、芋を傷つけないように掘り起こして収穫。
(1週間前につるを刈り取ってあれば、マルチ外しから。)
貯蔵
芋を一つずつ切り離して(傷口が小さくなるように、なるべくイモ本体から遠くの細いところで切り離す)2~3日(半日?)ほど天日でイモの表面を乾燥させてから貯蔵する。
キュアリング
収穫時に傷ついた箇所を修復する。
(お正月くらいまでなら必要なし。それ以上保存したいときに行う)
- 20~37℃で(理想は30~32℃)
- 湿度も90%と高い方がコルクの発生が良い
- 処理期間は4~7日
収穫直後よりも2~3週間貯蔵したイモのほうが、甘みが増しておいしくなる。
乾燥させたサツマイモを、貯蔵温度13~15℃で保管するのが理想、湿度は90%で、日の当たらない場所で保存する。
- 18℃以上で芽が出る
- 10℃以下で1ヵ月で腐る
- 8℃以下で2週間で腐る
イモの重みや呼吸も考え、平積みにして常に空気を入れ替えて保存する。
サツマイモは気温が20℃を超える時期は、芽が出てしまうので冷蔵庫の野菜室で保管する。
新聞紙で1本ずつ包み、ポリ袋に入れ、口はゆるく結び、乾燥やムレを防止して野菜室へ。
収穫してから1~2か月貯蔵したほうが甘味が増して美味しくなる。
鳴門金時、ベニアズマは2ケ月後が一番甘いので1~2ケ月で食べるのが一番(byかーびー)、安納芋はもっと早い?らしい。
冬はリビングなどで発布スチロールや段ボールに入れて、夏はクーラーが効いている部屋?要は人と一緒の場所で保管がいい???
うちは、廊下で新聞紙をかけて保管しておいた。が・・・


9/12収穫したサツマイモ。9/23日見てみると、芽がたくさん出ているイモが!

サツマイモから芽が出ることは普通のこと。
サツマイモの芽は、ジャガイモと違い毒がなく、食べることができる。
ただし、栄養が芽に行ってしまうため、サツマイモ本体の味は落ちてしまう。
おまけ:自分で挿し穂苗を作る!
Youtuberさんの方法
種イモは大きい方がたくさんの苗が採れる。
土は、畑の土に鹿沼土を混ぜてつくり、イモを密着させて並べ、その上から雑草の種がない土を、イモが隠れるようにかける。
20℃~40℃を保つ。
土が乾いたら水やり。
芽が出て、20~30㎝くらいになったらカットして土に植える。
ひろちゃんの方法
芽出し(3/16、本当は2月がいい?)
バーミキュライトを湿らせて、底に穴を開けた発泡スチロールの箱に入れる。
30×40㎝?位の底に穴を開けた発泡スチロールの箱で、湿らせたバーミキュライトを敷いた上にイモを3個並べてその上から、また湿らせたバーミキュライトを5㎝位?被せる。
芽出しには温度が必要なので、ビニールハウスの中の育苗室(発砲スチロールで作ってある2×2×2m位を斜めに切った箱にビニールをかけたもの)に入れて、プチプチか不織布をイモの箱の上から掛けて、育苗室のビニールもおろして2重ビニールハウスの中で育苗。
別の方法(2023年3月6日)
ハウス内にプランターを埋めて育苗する。温度は23℃。昼間は48℃。腐葉土、米ぬか、畑の土、プランターの土ともみ殻燻炭を混ぜたものの上にイモを乗せて(芽がでているのは上に向けて)、その上から燻炭、畑の土被せた後、最後に保湿でもみ殻被せて水をかけた。
温度計さして、温度が足りなければトンネルするつもり。
自然農さん
3月末にサツマイモを畑に伏せ込む(やや斜めに。頭を上気味に)
土をかぶせ、もみ殻燻炭を上からかけ、ビニールトンネルを二重にして保温する。
6月初めにはつる取りができる。
2023年9月 翌年用の挿し穂苗作りに挑戦!
まずは、虫を排除するため、良さそうな茎を選んで水につけておく。


次に、何種類かの方法を試してみる。
その1.袋に長い茎を入れて保管する。
5本と3本の茎を入れてみた。


その2.ペットボトルで保管する。
左奥:根が出ている茎だけを水に漬けておく。
手前:3節位の短い茎と葉を水に漬けておく。
右奥:7節位の長い茎と葉を水に漬けておく。
みんな3本。寝ているペットボトルは重し。

その3.土に埋めておく
掘り出すときに切ってしまったサツマイモを畑の土に埋めておく。
(土は育たない様に、肥料分のないものがいいらしい)

2024年5月 結果!
すべてダメ。そのままほっておいてできるものではなかった・・・