ズッキーニの品種・種まき・土作り・植えつけ・土寄せ・肥料・収穫・病気・害虫対策を実写真でわかりやすく解説!
基本情報
ズッキーニはカボチャの仲間のペポカボチャの一種で、アメリカ南部原産。
油との相性がよく料理法は輪切りにして肉類との油炒め、天ぷら、煮物、スープにすると美味。
栄養成分はビタミン類、カロテンが豊富で、カロリーが低くヘルシーな野菜。
分枝性が弱く茎も伸長しにくく強健で家庭菜園にも向く野菜。
土壌に対する適応は広く、水はけのよい畑を好む。
| 科目 | 好pH | 連作障害 | 発芽適温 | 生育適温 | 発芽日数 | 発芽光性 | 日照 |
| ウリ科 | 6.0〜6.5 | 1〜2年 | 25~30℃ | 20~25℃ | 3〜7日 | 嫌光性 | 陽性 |
コンパニオンプランツ
病気予防になるネギ類(タマネギ、ニラ)
害虫除けのマリーゴールド、ハーブ類(バジル、ナスタチウム)
栽培時期
地域や品種により異なるので参考まで。(さいたま市想定)
| 月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 8月 | ||||||||||
| 時期 | 上旬 | 中旬 | 下旬 | 上旬 | 中旬 | 下旬 | 上旬 | 中旬 | 下旬 | 上旬 | 中旬 | 下旬 | 上旬 | 中旬 | 下旬 |
| 栽培 | 種まき~ | ~種まき | 植付け~ | ~植付け | 収穫~ | ~収穫 | |||||||||
種まき・育苗
ポット(9~12cm)まきと直まきいずれも、直径4~5cm、深さ1cmくらいの穴を掘り、4~5粒をまいて土をかぶせ、手で軽く押さえて水やり。3~5日で発芽する。
本葉1~2枚の時に2本に間引きし、本葉2~3枚で1本立ちにする。
定植適期苗は、種まき後30日前後の本葉3.5~5枚のとき。
畑の準備
定植時期の目安は最低気温8~10℃、最低地温12℃以上になったころ。
一般地の露地栽培では4月下旬ごろ、トンネル栽培では4月上中旬ごろ。
定植または直まきの2週間以上前までに苦土石灰を散布して深く耕す。
1週間前に、直径30~40cm、深さ30cmほどの穴を掘り、底に堆肥を入れ、掘り上げた土に化成肥料、過リン酸石灰をかき混ぜて穴に埋め戻し、周りの土を集めて高さ10cmほどの定植床または直まき床を作る。
マルチをすることで適度な湿度と地温が確保でき、スムーズな活着を促せる。
また、マルチ栽培は土の跳ね上がりも防止し、栽培中の病害の抑制にも有効。
植えつけ
畝幅90cm、株間80cm、1条植えを目安に定植。
風などで株が振り回されないように、2か所くらいの支柱を立てて固定する。
管理
つるなしのため特に整枝する必要はない。
古い葉や病葉を除去し、風通しと採光性をよくして病気の発生を抑える。
また、初期の草勢を強くするために、1~2番目の雌花は開花前に摘花する。
追肥・摘葉
収穫が始まったら3週間間隔で化成肥料1握り(約30g)をマルチの周りにばらまく。
摘葉は果実の下の葉2~3枚を残して葉のみを切り取る。
葉柄は残すことで株の倒伏防止になる。
交配
通常ハチが自然に行うが、気温が低い時期や雨の日、ハチがいない場合には人工交配が必要。
早朝ほど着果がよくなるので、人工交配は遅くとも午前10時までには行う。
当日咲いた雄花の花弁を除去し、葯を雌花の柱頭になぞるように軽く触れる。
この時、柱頭に花粉を均一に付着させること、強い力で柱頭に押しつけない。
収穫
交配後4~6日、果径4㎝、長さ20㎝の若い果実を収穫。
葉や茎にトゲがあって痛い場合、手袋をする。
温度が高い時期は肥大が早くなるため、収穫遅れに注意。
収穫が遅れると果実が大きくなり、味が落ちるだけではなく、株に負担がかかるので注意。
「花ズッキーニ」は花が開きかけた蕾を収穫したもので、蒸し料理に適している。
病虫害
ウイルス病やうどんこ病が発生しやすく、花に灰色カビ病がでて果実も腐ってくることがある。
ウイルス病はアブラムシが媒介するので、生育初期は寒冷紗による被覆が効果的。
うどんこ病は、生育期間中の雨量が少なく、乾燥ぎみの天気が続く時に発生する。
害虫では、ウリハムシ、アブラムシが多く発生しやすいので、被害が大きくなる前に防除する。